Oma塾ブログ

あきたのシニア女性をつなぐ

【Oma遠足】

 

2022年の秋ごろから残りの人生で何をしたいか、

メンバーで集まって考えるようになりました。

コロナも背中を押しました。

 

自分のことで精一杯…自分さえよければいい…そんな

人生のラストではなくて

次の世代に何か少しでも残せるような時間にしたい。

そして自分も満たされて生きていたい。

そんな話になりました。

 

そこで話題にのぼったのが秋田県不登校1300人の問題と

終活や生涯学習

秋田県少子化と超高齢化に少しでも何かできることがあったなら。

と、Oma遠足と称して由利本荘市の「あきた森の保健室」へ。

 

 

そこで「ナラティブブック秋田」のことを教えていただきました。

ナラティブブック秋田は、由利本荘市の医師・伊藤伸一先生を中心に生まれた取り組みで、その活動は秋田県医師会が推進する活動となり、医療や福祉、介護に関わる多職種の方々が参加する取り組みとなっています。

 

病気になると医療や介護の関係者と接点が生まれます。そして患者さんの周りにはご家族がいて、見守る輪ができていきます。

しかし患者さんは体調の悪さや、心配をかけたくない思いから周りに口を閉ざすという選択をしがちです。見守る側にも不安や悩みが生まれていきます。


ナラティブブック秋田は、そんな患者さんやご家族によりそう仕組みです。

まず ナラティブブックというICTツールに患者さんの情報を書き込むことができます。

体調、お薬、病気の質問だけではありません。いま嬉しいこと、したいこと、日々の暮らしのこと、自分の想いを書き込むことができます。見守る方々も…患者さんの様々な情報や写真、動画などを投稿できます。

それらが紡いでいるのはナラティブ=患者さんのものがたりです。

そのものがたりを大切に「患者さんを支える」それがナラティブブック秋田という仕組みなのです。

 

ただ一つ問題が。

 

 

スマホガラケーでの操作が苦手なメンバーはどうするのか。

ということで、即席で「あきた森の保健室」の小野まゆみさんが色々とご指導、相談にのってくれました。

 

なかなか、登録までの流れはスムーズではありませんでしたが、

これから徐々に投稿へと進んでみんなで繋がるのが今年度の目標です。

 

 

【Omaのエコ活動】

廃棄寸前だった着物と
ペットボトルのキャップを使って
小さな針刺しをたくさん制作。
 
メンバーさんの中の一人がめちゃくちゃがんばってくれて
みんなもモチベーション上がり、のべ千個!
これはとても地道な活動。
便利だと生み出されたプラスチックは
時代が変わりゴミに。
捨てられる、忘れられてゆく着物文化。
小さなアンチテーゼ。
本当は次世代に何を残したかったのか、
今から何ができるのか、
そんな話をしつつも
活動の意味はどっか後付けで。
ただただ
着物捨てずに済むこと、
この手で何かを再生出来ること、
作品ができること、
仲間とワイワイ作れること、
それらが色々相まって喜びになりました。
 

 

名付けて「梅子ちゃん」。

その後、

梅子ちゃんを一枚の絵にしようと。

 

それがこちら。

秋田蕗をイメージしました。

残った派手な柄の梅子ちゃんたちはまた別の作品に。

 

一個も無駄にしないように♪

 

 

 

Oma(ドイツ語でおばあちゃん)のロゴは、

幸福の印と言われているハーブ「マジョラム」。

 

 

ほんのりとした甘さと温かみ、

その中に感じるウッディーな香りは

孤独を癒してストレスや落ち込みを取り去り

心を元気にする力があります。

 

年齢を重ねた女性たちは

これまでの経験や深い母性で

互いを思いあったり

関わる人たちを何気なく元気にすることが上手です。

 

そんな居場所が作れたらいいなあと

マジョラムをロゴに選びました。

 

 

 

こんにちは、初めまして。あきたで活動している「Oma」です。

Omaとは、ドイツ語で「おばあちゃん」。

 

コロナでおうち時間の日々が続き、人と会う機会も減りました。

60代以降の女性たちに会うたびに、

「今日の予定があることが嬉しい」そんな声を聞きました。

 

だから、

みんなでサポートしあって、やり残したことをやってみよう。

新しいチャレンジをしよう。

面白いことを考えて、現実化してみよう。

誰かの役に立ってみよう。

 

そんな時間を作れるように、Omaと題して

人を、場を小さくでも繋いでいきたいと思います。

 

そんな想いを込めて、Omaは2023年始動します。